新型コロナウイルス感染拡大によってテレワークが推奨されるようになり、同時に自宅で行う仕事としてネット副業も注目されるようになりました。
2018年から政府の副業推進の動きが活発化していますが、ここにきて副業の波は過去一番といっても過言ではないと思います。
サラリーマンの方でも副業が身近なものとなった現在、多くの人が様々な形で自分に合った副業の実践を検討しているはずでしょう。
そんな副業初心者向けの読み物として「おすすめできない副業」を紹介している本コラム、今回は「集客代行」の副業を紹介したいと思います。
おすすめできない副業「集客代行」とは？
本業でWeb系の仕事をしている方であれば察しがつくと思いますが、集客代行とは主にインターネットを利用して「商品やサービス、セミナーなどの集客を代行」する業務を指します。
代行する企業の商品やサービス、セミナー等の人を集めるために様々なアクションを起こすのが仕事内容になります。
元々はプロモーションを得意とする企業やコンサル会社が請け負っていた仕事ですが、最近ではWeb系の知識に強い個人の方を起用する事例もあるようです。
新型コロナウイルスの影響により、クラウドソーシングなどのサービスから個人でも集客代行の仕事を請け負いやすくなりました。
本業でWeb集客などの仕事を行っている方であれば、副業として始めやすいと言えますが、副業初心者にとっては少々ハードルが高い面もあるので一概に「おすすめの副業」とは言い難いです。
「集客代行」がおすすめできない理由①「内容によっては怪しい話の場合もある」
「集客代行」の副業がおすすめできない理由の1つ目が「内容によっては怪しい話の場合もある」点です。
集客代行の仕事自体は1つのビジネスとして成り立っており、まともな仕事と言えるでしょう。
ですが中には怪しいビジネスや悪質な商品への誘導目的として個人に集客代行を依頼してくる場合があるので注意も必要です。
本来であれば、「Webマーケティング」や「Webライティング」などのスキルを用いて「Webサイト」や「SNS」などから集客を行うのが一般的です。
つまり、Webで集客を行うためには少なくともインターネットに慣れており、Web知識や技術を持っており、Web上のマーケティングに精通していなければ集客代行の仕事を依頼されないはずなのです。
しかし、これを特に実績のない個人に依頼してくる場合は、目的が別のところにあったり、裏の話があったりする可能性があるので注意が必要です。
残念なことに、まともな集客代行の仕事だけでなく、悪質な商品やサービスに集客するような仕事も存在し、初心者の方が副業として手を出すにはリスクが高いと言えます。
「集客代行」がおすすめできない理由②「マルチ商法や情報商材の集客代行が多い」
「集客代行」の副業がおすすめできない理由の2つ目が「マルチ商法や情報商材の集客代行が多い」点です。
前章でお伝えしたように、個人に集客代行の依頼がくる場合は「目的が別だったり、裏の話がある」可能性が非常に高いです。
Webスキルが無い場合、集客するとなると「知人」や「同僚」、「家族」などに声かけを行って人を集めることが多いでしょう。
こうした知人や親族への声かけと相性が良いのが「MLM（マルチ商法）」や「情報商材ビジネス」です。
つまり、表向きは「ライフハック系」や「自己啓発系」のセミナーや商品の集客を依頼されますが、裏では「MLM（マルチ商法）」や「情報商材ビジネス」のカモになる人間を集めさせられていることとなります。
実際にこうした集客代行の依頼は多く、個人間のトラブルに発展するケースもよくあります。
「高収入」などの単語から安易な気持ちで集客代行の副業を始めてしまう初心者の方も多いようですが、リスクの大きい部分もあるため表向きの仕事内容や情報に騙されないようにしましょう。
「稼げる」という言葉に惑わされないように！コツコツと継続できる副業が一番安全です
今回は、副業初心者向けに「おすすめできない副業」として「集客代行」の仕事を紹介させていただきました。
Web知識がない個人に集客代行の依頼がくる場合は「怪しい」という認識を持って、業者の上手い言葉に騙されないようにしましょう。
集客代行の仕事は「高収入」であることが多いですが、裏の目的を知らずに話に乗ってしまうとトラブルに発展する可能性もあるので注意が必要です。
コロナ渦では減収やボーナスカットといった不景気なニュースも多く生活が困難な方も多いと思いますが、集客代行の「稼げる」という単語に騙されないようにして下さい。
知人や家族のつながりを消耗する形の集客代行をしてしまうと、人間関係も壊れてしまいますし、精神的な苦痛も多く後になって後悔する場合がほとんどです。
初心者が副業を行う場合は、たとえ稼げるとしても、集客代行のようにリスクが大きく危険性があるものに手を出すのは辞めておいた方が良いです。
ただでさえ本業の合間で行う副業なのですから、体力や精神を消耗することなく好きなタイミングで作業ができるような自由な副業がおすすめです。
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